あいのう自然学校 2016

愛農高校

2016年07月18日 20:00

「カモのエサやり、楽しかった。」「また自然学校があったらいく!お母さんに反対されても、行かせてくれるまで話す!」


7月16日(土)~18日(月)、「あいのう自然学校」が開かれていました。小学校4~6年生に向けた22名の子どもたちが野菜の収穫体験や農作業体験、秘密基地づくり、石釜でのピザ作り、田んぼの生き物観察など、自然に触れて遊ぶ体験をする3日間です。筆者が参加したのは、農作業体験、収穫体験や田んぼの生き物観察ですが、それらを中心に報告させていただきたいと思います。




まず朝の農作業体験について。作物部ではアイガモのエサやりをしに田んぼを案内しました。はじめてアイガモに触れる子どもたちは、「あったかい!」「学校で習わないことをしれて楽しい。」といった感想を話してくれていました。エサやりの時に、筆者にエサをかけられたりする愉快な場面もありました。サツマイモの除草を体験したり、エゴマや大豆畑を愛農生が案内してくれました。案内役を担当した生徒も「自分たちも楽しめて良かったかな。」ということを言っていました。




続いて田んぼの生き物観察の時間が来ました。田んぼから連れてきて見せようと思ったアイガモが脱走して捕まえる、子どもたちに大ウケな場面もありました。みんな生き物には興味深々で話を聞いてくれるものですね。田んぼではメダカをはじめ、トノサマガエルを11匹捕まえる強者もおりました。声を上げ、夢中になって参加している子もおりました。
田んぼで生き物を捕まえ終えると、次に理科室に移動し顕微鏡で観察をします。ゾウリムシやミジンコといった生き物や、アオミドロなど藻類のきめ細かい模様に「ワー!」「なになに?」と見つかる度に近くにいる仲間と見せ合っていました。中にはカエルの解剖を始める子も・・・子どもたちは、入浴後のキャンプファイヤーを楽しみにしていたようです。



普段、接することがない小学生たちが自然学校を楽しんでいて、少しながら関わらせてもらった私も彼ら彼女らに元気づけられたのでした。自然は美味しくて、楽しい。それを子どもらから教わった3日間でした。

[松田翼]